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【明日叶】「つっ――……、慧っ!?」
突然、胸をつかまれて、テーブルに引き倒される。
【明日叶】「け、……い……っ……ん、ん、っ……!」
強引に唇をふさがれて、息ができない。
【明日叶】「んーっ……、んっ、けいっ……!」
胸を叩こうとしても、慧に押さえ込まれて身動きできない。
もぐり込んできた舌に無理やり搦め取られて、息苦しさに涙が滲んでくる。
――どうして?
――何故、慧はこんなことをするんだ?
両腕を頭の上で拘束されたまま、慧の手によってジャケットの前が開かれる。
【明日叶】「な、にするんだ、慧……っ!」
シャツだけになった胸に、ひやりと冷たい空気を感じた。
でもすぐに、熱い慧の指先がシャツに触れ、あっけなくシャツのボタンは引きちぎられる。
【明日叶】「うあ……っ!?」
【慧】「明日叶………」
慧の凍てついた眼差しが、俺を焦がす。
【明日叶】「やめろ……どうして、こんな……っ」
慧の骨張った手がシャツの下にすべり込んできて、思わず息を呑む。
燃えるような――視線に貫かれて、全身に汗が滲み出す。
首に噛みつかれて、胸にもギリッと歯を立てられた。
【明日叶】「慧……、ぅ……くっ……!」
今までに一度も感じたことのない熱い痛みに、必死に声を殺すしかなかった。