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――トゥルーアイズ。
神経を研ぎ澄ませて、じっと絵を見る。
描いた人、描かれた年、描かれた過程、この絵が背負った運命……。
真実の姿が、徐々に見えてくる。
自分だけに授けられた、不思議な力。
小さい頃から、俺に大きな影響を与えていた。
ずいぶん長いこと使ってなかったのは、まだ幼かった俺には大きすぎた力を制御することができず、封印することでしか、バランスがとれなかったから。
でも、ずっと避けていたその力を使ってみたい。そう思った。
俺は、自分を変えたくて、逃げたくなくて……。
この学園に入ったんだ。