風間幸広ルート
幸広の情報を探りにいった
はずが、いつの間にか …!?
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【幸広】「そうか……では、証拠を見せてもらおう」
【透】「へ? 証拠?」
【幸広】「そうだ。私に好意を持っているということを、行動で証明してもらおう」
……好意を寄せていることを、行動で証明……。
って、何をすりゃいいんだよ!?
好意って……俺が幸広さんのことを好きだって言う気持ちを行動で表せってこと??
【幸広】「どうした? 顔色が良くないぞ?」
膝の上でわたわたしている俺を、少しからかうように幸広さんは笑う。
【透】「あの、証拠って……今、必要なんですか?」
【幸広】「必要だな。どれだけ相手に好意を持っているかを示せないのに、好きだと言われても信用出来ないだろう?」
それは確かにそうだけど、でも証拠って言われても……………。
大体、好きって、どうするんだ?
抱きつくとか? っていうか既に腕の中にすっぽり抱かれているような……。
【幸広】「どうした? やはり、私に好意があるというのは嘘なのか?」
幸広さんが、動かない俺を急かす。
【透】「嘘じゃないです! ……その……ええと…」
好きな人に何をする……? 好きな人とすること…することと言えば……キス!?
キスなのか!? ああ~~! もう、何がなんだかわからなくなってきた!!
でも、ここで引くのは悔しい! なんだか幸広さんに負けた気がするし……。
ああ~~、ちょっとやけになってきたぞ。こうなったら……。
【透】「え~~~~いっ!!」
俺は目をぎゅっと閉じて、思い切り幸広さんの顔に自分の唇をぐいっと押しつけた。
【透】「んんっ!?」
何か、柔らかい物に当たった!

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